ポップでマカロンカラーな虫盒
- 2017/07/10
- 17:05
虫盒と言えば、中国五大虫具のひとつ。むしろ近年では筆頭とも言えるほどシェアを誇る虫具ですが、
その多くは、紫檀や黒檀などの唐木で作られています。少数ながら、牛の角や、竹のものもありますが、材質を問わず全体的にはシックなデザインで伝統的な趣を感じる雰囲気のある作りになってます。
虫盒について、詳しくは、こちらからも。➡ https://chugu.official.ec/items/5347712
ところが、最近、上海の虫具店や問屋では、斬新でポップなものも見かけるようになり非常に気になってました。

材質はアクリルなのに、下手な高級唐木製のものよりも遥かに高価なものもあり、だいたいどれも現地値で1万円以上、高い物になると5万以上のものもちらほら。
この意味不明な価格帯に以前から気にはなっていたのですが、こと最近、このポップな虫盒の専門店も出現したり、各店の扱い量も増えて来て、明らかに人気の上昇が伺えるので、さすがに見過ごすわけには行かないと、お店の人に、これがなんなのか?聞いてみました。
「このプラスチックの虫盒はなんでこんなに高いの?」と。
すると、店の人に、「お前、本気で言ってるのか?!、これ本物の××だぞ!まさか知らんわけじゃないよな!見てみろよこの作り、このデザイン!」てな感じの返事が帰ってきて、
「本物の××」の部分が、なんて言ってたかよく聴き取れなかったけど、思わず、「お、おお、やっぱ本物なのか!、やっぱ良い品だな」みたいな感じに、知りもしないのに、知ったかぶりをしてしまいました。
そして、じゃあこれ貰って行くよ。半信半疑のまま、⬇この、高級アクリル虫盒を購入してました。

そして、伝票に書いてある、商品名(小陆黄蛉盒)を見て調べてみたら、これは、浦东小陆という虫具メーカー(職人)品で、“小陆”の斬新なデザインがブランド性を高めているとか。
そういえば、私の質問に店の人は「お前、これ本物の小陆だぞ」と言っていた気がしてきました。
即ち「本物のロレックスだぞ」的なニュアンスの話だったようで、確かに作りも良いですが、私が高いと感じていた部分は、デザイン料とブランド料だったということが分かりました。
さらにはこの新しい感じの虫盒は、“海派虫具”と言い、新しいジャンルとして確立するほどのものなのだそうです。
ちなみに“海派”とは「上海流」となるのでしょうが、もっと、アーバンで先進的な意味が込められてて私的には「Shanghai Style」みたいなイメージです。
正直、意味も分からず購入して、最初はちょっと後悔していたのですが、調べれば調べるほど、良く見えてくるのは私がミーハーだからでしょうか?
なんだか、次に上海に行った時も、また買ってしまいそうで怖いです(笑)
ちなみに、下は無名の量産品のアクリル虫盒。似たテイストですが、価格は10分の一以下。

その多くは、紫檀や黒檀などの唐木で作られています。少数ながら、牛の角や、竹のものもありますが、材質を問わず全体的にはシックなデザインで伝統的な趣を感じる雰囲気のある作りになってます。
虫盒について、詳しくは、こちらからも。➡ https://chugu.official.ec/items/5347712
ところが、最近、上海の虫具店や問屋では、斬新でポップなものも見かけるようになり非常に気になってました。

材質はアクリルなのに、下手な高級唐木製のものよりも遥かに高価なものもあり、だいたいどれも現地値で1万円以上、高い物になると5万以上のものもちらほら。
この意味不明な価格帯に以前から気にはなっていたのですが、こと最近、このポップな虫盒の専門店も出現したり、各店の扱い量も増えて来て、明らかに人気の上昇が伺えるので、さすがに見過ごすわけには行かないと、お店の人に、これがなんなのか?聞いてみました。
「このプラスチックの虫盒はなんでこんなに高いの?」と。
すると、店の人に、「お前、本気で言ってるのか?!、これ本物の××だぞ!まさか知らんわけじゃないよな!見てみろよこの作り、このデザイン!」てな感じの返事が帰ってきて、
「本物の××」の部分が、なんて言ってたかよく聴き取れなかったけど、思わず、「お、おお、やっぱ本物なのか!、やっぱ良い品だな」みたいな感じに、知りもしないのに、知ったかぶりをしてしまいました。
そして、じゃあこれ貰って行くよ。半信半疑のまま、⬇この、高級アクリル虫盒を購入してました。

そして、伝票に書いてある、商品名(小陆黄蛉盒)を見て調べてみたら、これは、浦东小陆という虫具メーカー(職人)品で、“小陆”の斬新なデザインがブランド性を高めているとか。
そういえば、私の質問に店の人は「お前、これ本物の小陆だぞ」と言っていた気がしてきました。
即ち「本物のロレックスだぞ」的なニュアンスの話だったようで、確かに作りも良いですが、私が高いと感じていた部分は、デザイン料とブランド料だったということが分かりました。
さらにはこの新しい感じの虫盒は、“海派虫具”と言い、新しいジャンルとして確立するほどのものなのだそうです。
ちなみに“海派”とは「上海流」となるのでしょうが、もっと、アーバンで先進的な意味が込められてて私的には「Shanghai Style」みたいなイメージです。
正直、意味も分からず購入して、最初はちょっと後悔していたのですが、調べれば調べるほど、良く見えてくるのは私がミーハーだからでしょうか?
なんだか、次に上海に行った時も、また買ってしまいそうで怖いです(笑)
ちなみに、下は無名の量産品のアクリル虫盒。似たテイストですが、価格は10分の一以下。

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